「なかなか妊娠しない」、「どうしたら子供を預かるのだろう」など、子供ができない事に悩んでいる夫婦はたくさんいると思います。
子供ができない理由は多々ありますが、その中で年齢が主な原因と考えられます。
実は年齢が上がれば上がるほど不妊になる確率が高くなるんですね。
女性の年代別の不妊の確率についてですが、 20代は約9%、30代前半は約15%、30代後半は約22%、40代になると29%にまで達します。
その理由として加齢により生殖機能が低下していることが挙げられます。
人間の体力や内臓も年齢を重ねれば低下するように、卵巣も機能が低下していきます。
それにより質の高い卵子ができないことから不妊になってしまうんですね。
これは男性でも同様で年齢を重ねれば精子の質も下がっていきます。
つまり妊娠には年齢も重要だということです。
上記の説明で加齢により男女ともに生殖機能が低下することで子供ができないことを説明しました。
それ以外に女性の場合は年齢を重ねるごとに女性ホルモンの分泌量が低下していきます。
女性ホルモンが分泌されることで卵胞が成熟します。
これにより排卵がスムーズに行き、妊娠の確率を高めます。
その他に精子が子宮に入りやすくなるだけでなく、子宮内膜が厚くなり着床しやすくなります。
ところが女性ホルモンの分泌する減少してしまうと、これらの働きの全てが低下してしまいます。
「だったら女性ホルモンを増やせばいいじゃん」と思うでしょうが、残念ながら女性ホルモンは1度減少したら、自然に増やす事は出来ません。
もし増やすのであれば、外部から栄養素として摂取するしかありません。
上記の説明だけだと年齢を重ねた人は妊娠を諦めなければならないと誤解すると思います。
確かに年齢が重なれば自然妊娠率が低くなり、なかなか子供ができない状態になってしまいます。
そこで医療の力で妊娠することを不妊治療と言います。
有名なのが人工授精で精子を専用のチューブを利用して子宮内に直接挿入する方法です。
これにより妊娠率が高まります。
ただ成功率100%ではないため、この方法でも妊娠できない人はいます。
そこで次のステップとして体外受精があります。
これはあらかじめ精子と卵子を採取して受精卵を作ってから、子宮内に挿入します。
この方法だと自然妊娠率の低い40代でも妊娠することができます。
ただ医療の力を借りるため費用がかかります。
しかも保険の効かない自由診療なので高額です。
不妊治療始める前には自身の経済状況等を確認する必要があります。